こだわりの里 伊豆食文化公園は伊東と修善寺を結ぶ山中の合計2万坪に、低農薬の畑、10種約2,000本の果樹、手作り食品のための工房を備えた食文化施設です。公園の発足は平成15年、食に関する研究で様々な功績を残されている先生方の下、これからの日本の食文化のあり方を考えるメンバーが集まりました。安全、安心な食卓作りのための情報発信や園内での食体験、自家製農産物で生産した手作り食品を販売しています。

古来より医食同源という言葉があるように、食には人間の健康に深いかかわりがあります。
本来、日本には四季ごとに収穫される作物を食べる旬食(長寿食)があり、その季節に食べる理由もありました。しかし現代では温室栽培や水耕栽培によって、あらゆる食材が季節を問わずいつでも手に入ります。また、大量生産のためのいきすぎた食品加工により、食べ物が本来の栄養成分を失いつつあります。食生活の変化によって危機に瀕した日本の伝統的な食文化、それと共に現れたアレルギーやアトピー、子供の肥満などの問題。
そんな食の乱れに危機感を募らせた人々が集まり、”こだわりの里 伊豆食文化公園”は発足しました。メンバーは自然食料理研究科や東京農業大学の博士ら、いずれも「日本の食」の研究に長年携わってきた先駆者であり、最先端の技術も併せ持つスペシャリスト達。
「日本伝統食である発酵食品や自然食品の良さを次世代にきちんと伝えたい」「子供たちに安心・安全でおいしいものを食べさせたい・・・」そんな願いがこもった”食文化を共に考える”施設です。健康に留意して生産された食材、旬の食べ物、本当に良い物だけを、こだわりの中で厳選し、お届けしていくことをお約束します。

たとえばスーパーで売っている味噌や醤油など、その価格と原材料の関係について考えたことはありますか?自分で作ったとすると、材料代にもならない商品が多いことに気づかされます。しかしその価格で販売できるのには、それなりの訳があるのです。大量生産、大量消費で発展してきた日本経済の仕組みは、食も例外ではありません。現在、加工食品を全く食べずに生活することはほとんど不可能といえます。有機、無農薬、天然など、素材に関しての意識は高まっていますが、身近な加工食品についての情報はまだ充分とは言えません。まじめに作っている製造者もたくさんいるからこそ、私たち消費者は食についての知識を少しでも持った上で、かしこい選択をする必要かあるのではないでしょうか?

昔ながらの食品を製造する老舗は数あれど、園内の「手作り工房」で作る食品は単なる伝統食にとどまりません。最先端の醗酵学で素材の機能性を高めたり、よりおいしくする酵母を開発するなど、伝統に新しい技術を加えた、現代の生活に合った食品作りが特徴です。もちろん素材は、園内で丁寧に育てた作物と、生産者を訪ね吟味したものだけを贅沢に使い、化学調味料や添加物は一切使いません。また、工房で作ったものを直接お届けするからできる、お求め安い価格にもこだわりました。
日本の伝統食が毎日の食卓に自然に溶け込み、生活の彩りになれば。
手作り工房ではそんな思いを形にしていきます。
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自然の中で汗をかき、泥だらけになって手に入れる食材。それを自分で調理した食事は何よりのごちそうです。それは食への興味や正しい味覚を育てていくために必要な食経験のひとつですが、現在の子供たちにはそれほど身近ではないようです。そこで私たちは、子供たちが自然と食を楽しく体験できる施設を、とまず考えました。イメージは人々が気軽に集え、遊びを通して学べる場としての公園。大人も楽しめるこんな公園が全国に増えたら面白いね、という願いも込めて。まだまだ手探りですが、味噌作りやしいたけ狩りなど、食体験のイベントを季節ごとに実施しています。
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